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スーパーに行くと、たくさんの種類のみりんが並んで売られていて、体にいいみりんはどれなのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、健康的で体にいい、安全なみりんの選び方のポイント3つと、おすすめのみりん5つをお伝えします。一般のスーパーに全部あるとは限りませんが、もし見かけたら手に取ってみてください。

健康的で体にいい、安全なみりんの選び方
体にいいみりんを選ぶときのポイントはこの2つです。それぞれ、順番に解説します。
- 「発酵調味料」「みりん風調味料」より「本みりん」がおすすめ
- 原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみ
選び方1:「発酵調味料」「みりん風調味料」より「本みりん」がおすすめ
みりんは大きく分けると「本みりん」「みりん風調味料」「発酵調味料」に分かれます。
種類 | 本みりん ◎おすすめ | みりん風調味料 | 発酵調味料 |
原材料 | もち米・米麹・焼酎・醸造アルコール・糖類等 | 米・米麹・糖類・調味料・酸味料等 | 米・米麹・糖類・アルコール等 |
作り方 | 糖化・熟成 | ブレンドなど | 発酵、加塩、ブレンド等 |
アルコール度数 | 約12.5%〜14.5% | 1%未満 | 約12.5%〜14.5% |
塩分 | なし | 1%未満 | 約2% |
結論を言うと、「発酵調味料」「みりん風調味料」より「本みりん」が味もおいしく栄養価も高いのでおすすめです。
本みりんはアルコール度数も高く、「酒」の一種です。
一方で、発酵調味料は2%程度食塩を入れることでそのまま飲めなくし、みりん風調味料はそもそもアルコールが入っていないため「お酒」に分類されません。酒税がない分、本みりんに比べて価格を低くおさえることができます。
みりん風調味料は、ブドウ糖や水あめに、グルタミン酸や香料を加えて作っています。伝統的な製法では、みりんはもち米、米麹、焼酎から作られ、水あめやグルタミン酸などは入っていません。
種類 | 本みりん ◎おすすめ | みりん風調味料 | 発酵調味料 |
原材料 | もち米・米麹・焼酎・醸造アルコール・糖類等 | 米・米麹・糖類・調味料・酸味料等 | 米・米麹・糖類・アルコール等 |
作り方 | 糖化・熟成 | ブレンドなど | 発酵、加塩、ブレンド等 |
アルコール度数 | 約12.5%〜14.5% | 1%未満 | 約12.5%〜14.5% |
塩分 | なし | 1%未満 | 約2% |
みりん風調味料や発酵調味料は、味、香り、見た目などみりんそっくりですが、長期の発酵・熟成によって生まれる味わいの深さなどは本みりんにかないません。
本みりんとは

本みりんは、アルコール度数が12.5%〜14.5%と、みりん風調味料の1%と比べても明らかに高いです。普通のお酒と同じくらいです。
原材料は、もち米、米麹、焼酎または醸造アルコール。醸造アルコールを加えた場合は、甘みを補うために糖類が入っていることが多いです。
本物のみりんは、蒸したもち米、米麹、焼酎などのアルコールを原材料とし、40日~数年ほどかけて糖化・熟成させます。
この間に、もち米のデンプンやタンパク質が麹菌により分解され、うまみ成分が増加。みりん独特の深い甘みや味わいが生まれます。
栄養素の面だけでなくおいしさの面でも「本みりん」がおすすめです。スーパーでぜひ「本みりん」と書かれたものを手に取ってみてください。
選び方2:原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみ

選び方1で「本みりんが良い」と解説しましたが、さらにこだわるなら、原材料に「醸造アルコール」「糖類」と書かれたものを避けるのが良いでしょう。
みりんの昔ながらの製法ではもち米・米麹・焼酎の3つでみりんを作りますが、焼酎でなく醸造アルコール(焼酎の一種。無味無臭で大量生産向け)で作ると短期間で作れコストを抑えられます。
その一方で、発酵・熟成により生まれる甘みが少ないので、「糖類」を加えることによって甘さをプラスしています。
よりおいしくて栄養素がうまみ成分が豊富なみりんを得たい方は、醸造アルコールや糖類でなく「焼酎」と書かれたみりんを選ぶと良いでしょう。

みりんを購入するときは「本みりん」であることに加え、原材料を確認し「醸造アルコール」「糖類」が入っていないものを選んでください。シンプルにもち米・米麹・焼酎の3つで作られているみりんが、おいしくておすすめです。
健康的で安全な、体にいいみりんのおすすめ5選
ここからは、体にいいおすすめのみりんを5つ紹介します。
体にいいみりん(1)三河みりん

普段使いには、こちらがおすすめです。どんな料理にも合いますし、料理自体おいしくなるみりんです。
材料も「もち米(北海道、佐賀県、愛知県、滋賀県)、米こうじ(愛知県産米)、米焼酎」と、都道府県名まで明記されていて、こだわりようが半端ではありません。


私は、この三河みりんの1.8リットルの大型のものがお得(1リットル当たり1.52円→1.3円に安くなります)なので常備していて、毎日作る料理に使っています。
↓かなり大きいびんなのですが、大型で買うとお得なので、私はこのサイズを買ってます。

↑家のキッチンの下にいつも常備しているのですが、とても大きいです(でもお得です)。
このまま使うと大きすぎて使いにくいので、調味料専用のミニボトルなど別の入れ物に入れ替えて使うと良いかもしれません。
国内産の有機米を原料に、「米一升・みりん一升」(三河地方に伝わる伝統的なみりんの作り方を表す言葉で、一升瓶1本(1.8L)のみりんを造るために、お米一升が必要という意味)というとてもぜいたくな方法でつくられたみりんです。

お米の自然な甘さやうまみ、香り豊かな味わいのみりん。色も風味も濃く感じました。有機の方は少し値段が高いですが、調味料にこだわりたい方にはおすすめです。


原材料名のところに「有機もち米(宮崎県・山形県)」「有機米こうじ(宮崎・山形県有機米)」「有機米焼酎(宮城・山形県産有機米自社港本町蔵製)」と書いてあり、原材料すべてが有機というこだわりようです。

体にいいみりん(2)福来純 伝統製法熟成本みりん
福来純の本みりんもおすすめですが、こちらは料理に使ってもいいですし、そのままお酒として飲むのもありです。アイスクリームにリキュールとしてかける人も。


自然食品店に行くと、三河みりんとあわせて必ずと言っていいほど置いてあるのが、この福来純の純の本みりんです。

お菓子教室の先生から、「みりんは和風のパウンドケーキに合う」と聞いて、パウンドケーキに、ラム酒代わりに使ったこともあります。
お菓子作りをふだんされる方は、福来純のみりんを一本持っておくと便利です。
体にいいみりん(3)九重味淋 本みりん 九重櫻

九重味淋の本みりんは、三河みりんと同じく愛知県のみりんです。

さっそく裏を確認。原材料は「もち米(国内産)、米こうじ(国内産米)、焼酎」のみとシンプル。安心・安全です。


お米も国産と、みりん作りに対するこだわりが感じられます。
実際に一本買ってみました!まろやかで深みのある味わいで、和食のおかずによく使っています。


体にいいみりん(4)甘強酒造 昔仕込 本みりん
こちらは、とにかく甘いの強いみりんです。料理に使ったところ、いつも通り使ったら甘くなりすぎました。でも味は美味しかったです。


「甘強(かんきょう)」と名前のある通りどっしりとした甘みがあるので、レシピに書いてある分量よりも少なめにして使うことをおすすめします。
原材料は「もち米、米麹、焼酎乙類」とシンプルで安心です。
体にいいみりん(5)本みりん 三年熟成品 麹の蜜
「三年熟成」の表示を見て気になり、買ってみました。
※時代を経てパッケージが変わっているようです


原材料は「もち米(国産)、米麹(国産米)、本格米焼酎」とシンプルで、余計な食品添加物は入っていなく安心です。味もほかの本みりんと同じく非常においしく料理にも万能に使えて便利。
口コミでは「そのまま飲んでもおいしい」と、お酒として飲んでいる方もいました。調味料として使うのも良いですが、お酒として楽しむのもおすすめです。
健康的で体にいい本みりんの選び方まとめ
体にいいみりんを選ぶときは、このポイントを押さえていればOKです。
- 「発酵調味料」「みりん風調味料」より「本みりん」がおすすめ
- 原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみ
ぜひ、みりんを選ぶときに参考にしてみてください。
体にいいみりん(1)三河みりん

有機はこちら

体にいいみりん(2)福来純「伝統製法」熟成本みりん
体にいいみりん(3)九重味淋 本みりん 九重櫻

体にいいみりん(4)甘強酒造 昔仕込 本みりん
体にいいみりん(5)本みりん 三年熟成品 麹の蜜
みりんは発酵食品ですから、きちんと「発酵」されていることがポイントです。
昔ながらの製法で発酵させ、時間をかけて作られたものは腸に良い菌がたくさんいるので、体にも良い影響があります。
みりんを含め調味料は、家族の人数にもよりますが、減るスピードもそこまで早くないため品質の良いものを買って長く使うのも良いのではないでしょうか。
ぜひ、体にいいみりんを選ぶときの参考にしてみてください。